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まだ大丈夫だよ…から詐欺教材まで購入。仲間・信用・お金まで失い、どん底まで叩き落される

第1章【ゆうべる下剋上物語】スロットで150万負け~5000万プラスまで這い上がった物語
第2章 「バイト代の 5 倍稼げるだと?」 パチスロに興味を持った 時給 750 円スーパーで働く専門学生
第3章 まだ大丈夫だよ…から詐欺教材まで購入。仲間・信用・お金まで失い、どん底まで叩き落される(今ココ)
第4章 どん底からスロプロへ…人生で一番のターニングポイント
第5章 スロットで自由に稼ぎだす力を得て、さらなるステージへ…

「やっと、この日が来た!!!」

先輩との約束の日が、ようやくやってきたのだ。

この3日間は、まるで時間が止まったかのように感じられた。

中学の修学旅行でユニバーサルスタジオに行くと聞いた時のように、
興奮して夜も眠れなかった。

胸の高鳴りを感じながら、
僕は先輩との待ち合わせ場所に向かった。

先輩の車に乗り込み、近所のパチンコ屋へ。

人生初のパチンコ屋は衝撃だった

ドアを開けた瞬間、
僕の鼓膜を爆音が襲った。

まるで別世界に迷い込んだかのような、
圧倒的な活気に満ちた空間が目の前に広がる。

「58番台!当り開始しました!」

店内放送が響き渡る。

くわえタバコの中年男性が、
メダルをドル箱に移す手を止めて一瞬台から目を離す。

まるで勝利の女神が降臨したかのように、
レインボーに輝く筐体が眩しい。

スーパーのアルバイトしか知らない僕にとって、
この光景はあまりにも非日常的だった。

まるでSF映画に迷い込んだような、
驚きと興奮が入り混じる。

僕が圧倒されていると、先輩が僕の肩に手を置いた。

「ほら、あっちにスロットコーナーがあるぜ!」

先輩に導かれるまま、
僕はスロットマシンが並ぶフロアに足を踏み入れた。

そこには、見たこともないような機種が所狭しと並んでいる。

「北斗の拳」に「押忍!番長」。

当時の4号機は、
今とは比べ物にならないほどバラエティに富んでいた。

「よし、ここで打とう!」

先輩が2台の「押忍!番長」を確保すると僕を手招きした。

隣に頼れる先輩がいるお陰で、
メダルの借り方から台の打ち方まで、
初心者の僕でもスムーズにプレイを始められた。

メダルを投入口に落とし、レバーを思い切り叩く。

今では当たり前のその動作が、
あの時は驚くほど新鮮だった。

だがその興奮もつかの間、問題が発生した。

気づけば、たった30分で1万円のバイト代が消えていたのだ。

当時の僕の時給は750円。

1万円を稼ぐには、13時間以上も働かなければならない。

平日3日分、休日なら1日丸ごとのバイト代が、
あっという間に消えてしまった。

焦りと不安が僕の心を支配する。

「この1万円、返ってくるんですよね?ねぇ!」

心の中で先輩に問いかける。

先輩は心配そうにメダルを打ち込む僕の手元を見つめた。

「1万円くらいなら、まだ大丈夫だって!」

先輩は僕を安心させるように言う。

だが、僕の心は不安でいっぱいだ。

本当に大丈夫なのか?
このまま打ち続けて、本当に勝てるのか?

パチンコ屋に入る前は絶対に勝てると確信していたのに、
いきなり1万円が消えてしまった。

増えるどころか減っていくお金を見るのは精神的にきつい。

「頼むから、1万円戻ってきてくれ!」

心の中で必死に願うが、
1万円どころか追加投資の2万円目も消えていく。

(本当に今日勝てるのか?)

念のためバイト代の5万円を持ってきたが、
2時間ちょっとで残り1万円。

この1万円がなくなったら、
今月どうやって生活すればいいのだろう?

勝利への期待は消え、
失ったお金のことばかりが頭をよぎる。

本当に…大丈夫ですか…?

「先輩…このまま打って大丈夫ですか?」

我慢していた不安が、ついに口をついて出た。

すると先輩は、

「これくらいよくあることだから、気にするな!
まだまだ大丈夫だって!」

陽気に笑って僕の背中を叩いた。

本気で言ってるのか?もう4万円も失っているのに。

だがもう先輩を信じるしかない。

僕は覚悟を決めて、最後の1万円をサンドに突っ込んだ。

美味しい食事、
欲しかった服、
海外旅行、
彼女とのデート、
友達との飲み会…

そんなことに使ってお金を失うなら、まだ納得できる。

しかし現実は違う。

先輩の言葉を信じてついてきたのに、
あっという間に4万円以上のバイト代が消えてしまったのだ。

「頼む、早くボーナスに当たってくれ!!!」

残り2000円になった時、奇跡的に当選。

だがその希望もつかの間、
単発終了で50枚しか出ず、そのまま飲まれて終わった。

パチスロ人生の幕開け。

その初収支は、マイナス48,000円。

帰りの車の中で、先輩は
「俺だって負ける時はあるんだ!勉強と思って、気にするなって!」

と、笑顔で僕を慰めた。

「ビギナーズラックで勝てる」

「最初はヒキが強い」

そんな言葉を聞いたことがあるだろう。

だが僕の初パチスロは、
マイナス48,000円の大損からスタートしたのだった。

人生の分岐点。

その日、僕は大切なことを学んだ。

パチスロは甘い夢などではないのだと。

真っ暗な道を、先輩の車は夜の街を疾走していく。

無言の帰り道。

窓の外を眺めながら、
僕はただただ失ったバイト代のことを考え続けていた。

パチスロ借金地獄


「今日こそは、気持ちを入れ替えて勝ってやる」

一度パチスロに手を出してから、僕の日常は180度変わった。

負けたお金を取り戻すために、
スーパーのバイト代が振り込まれるたびに、
全額をポケットに突っ込んでパチンコ屋へ直行するのが習慣になった。

ドアを潜るといつもの騒々しい音と煙草の匂いが僕を出迎える。

そして5万円負ける。

また負ける。何度も何度も負ける。

たまに勝つこともある。

「おお!今日は10万勝ったぞ!これを種銭にして、これから頑張っていこう!」

そう意気込んでも、
次のパチンコ屋への訪問で3万、4万、5万と負けが続き、
常に財布の中身がからっぽになる日々が続いた。

「とりあえず、今日は3万円だけ…」

そう自分に言い聞かせて、
マイカー購入のために苦労して貯めた貯金までも、
パチスロで負けた負債を取り戻すために使い始めた。

するとパチスロで負ける金額は加速し、
気づけば月に10万以上も負けるようになっていた。

もうマイカーを購入することなど、夢のまた夢になっていた。

負けたお金はパチスロで取り返す。

今日こそは気持ちを入れ替えて取り返すんだ。

そんな思いを胸に、僕はパチンコ屋へ向かう日々を繰り返した。

そしてある日、ふと通帳を見て愕然とした。

残高がたった一桁になっているではないか。

これはまずい。

そう思ったがもう後の祭りだった。

よく見てみると、
マイカー購入のために必死で貯めた貯金が、
わずか数十円を残すのみになっていた。

とうとう、スーパーのバイトの給料だけでは、
パチスロで失ったお金を取り戻せないことに気づいた僕は、

「俺は、もっと時給の高いところで働くんだ!!!」

と心に決める。

パチスロで負けたせいで貯金もバイト代も失っているのに、
スーパーの安い時給をけなした。

そして2年以上も世話になったスーパーを、
まるで逃げるようにやめてしまった。

もちろん次のバイト先に選んだのはパチンコ屋だ。

時給が良いのもあったが、
パチスロ台を近くで見られるというのも大きな理由の一つだった。

もしかしたら勝つためのコツも店長から教えてもらえるかもしれない。

そんな期待もあった。

パチンコ屋で働くとうずうずする

パチンコ屋で働き始めると、
僕の中のギャンブラーとしての本能がうずくようになった。

「おい兄ちゃん!メダル交換頼むぜ!」

バイト中は客のメダルを交換するのが仕事だ。

しかし客のドル箱を見ていたり、
ニヤニヤしながら換金しているのを目にすると、

「俺もたくさんメダル出したい!」

「俺もパチスロで大勝ちしたい!」

そんな欲望がどんどん膨らんでいく。

僕はパチスロで勝つための猛勉強を始めた。

まずはコンビニに行きパチスロ雑誌を片っ端から買い漁り、
さらにはネットでパチスロ情報を徹底的に調べ上げた。

「なるほど、この演出が出れば大チャンスなのか…」

「設定6を見抜くコツは、ここにあったのか…」

「ホールに行ったら、まずはこんな台を狙うべきなのか…」

パチスロ必勝本、
パチマガスロマガ、
ネットの解析、
攻略サイトを読み漁るうちに、
僕のパチスロ知識は飛躍的に深まっていった。

そして、数多のパチスロ雑誌やサイトを研究した結果、
僕は一つの法則に気づいた。

パチスロで勝つためには、データ機を見て高設定と思わしき台を打つこと。

これさえ実践すれば必ず勝てるはずだ。

そう確信した。

データ機を見て高設定の台を打てば、100%勝てると思っていた。

僕はレベルアップした。

頭の中でドラクエのレベルアップ音が高らかに鳴り響く。

パチスロ攻略法の膨大な知識を得た僕はもう無敵だと信じていた。

ホールに乗り込むと、真っ先にデータ機に駆け寄る。

①ボーナス高設定の台
②迷ったら角台
③グラフが右肩上がりの台
④ボーナス当選回数の多い台
⑤履歴で大ハマリしていない台
⑥昨日の高設定台を据え置き狙い

これらを僕なりのルールとして、
高設定臭のする台を片っ端から打ちまくった。

「これで、絶対に勝てる!」

今までは感情に流されて打っていたが、
理論武装した今の僕ならもう二度と負けるはずがない。

そう自信満々だった。

しかし現実は非情だった。

この新法則で臨んだ結果、
僕は50万円以上もの大金を失ってしまったのだ。

もしあなたがこのレポートを読んでいるなら、
昔の僕のような狙い方は絶対にマネしないでほしい。

同じ轍を踏んで50万円も失う羽目になるかもしれない。

データ的に高設定っぽい台、
角台、
右肩上がりのグラフ、
ボーナス当選回数の多い台、
大ハマリしていない台、
昨日の高設定台の据え置き…

どの法則で狙っても、
結局は設定1の誤爆を高設定と勘違いして打ってしまうことが多かった。

そして打てば打つほど負けはエスカレートしていった。

膨大な知識を得たはずの僕は、
気づけば50万以上の大金をパチスロに注ぎ込んでいた。

理論は完璧なはずだったのに、どこで狂ってしまったのか。

パチスロで勝って安定収入を得て、
マイカー購入や趣味、旅行三昧の生活を送りたい。

そんな願望が僕の心を蝕んでいく。

朝起きても、学校にいても、バイト中も、風呂に浸かっていても、枕を並べても…

常にその妄想が頭から離れない。

そんなある日、僕は運命の出会いを果たす。

衝撃の教材との出会いが、
僕の人生を変えるきっかけになるとは、
まだ誰も知る由もなかった。

禁断のボーナス誘発打法を借金して購入


ある晩、僕はいつものようにインターネットを彷徨っていた。

暗い部屋でパソコンだけが不気味に明滅する。

目的もなくページを次から次へとクリックしていく。

そんな中、ふと目に留まったのがヤフーオークションの商品だった。

「パチスロボーナス誘発打法」

――その文字が、蛍光灯のように僕の網膜に焼き付く。

商品説明によれば、
これはボーナスを無理やり引き当て、連チャンさせる打ち方らしい。

「この打法をすれば50G以内に連チャン確定!」

「当たりすぎてビックリします!」

「パチスロも機械なのでコマンドがあります!」

「あなたもパチスロで大富豪!」

今思えば胡散臭さが画面から溢れ出ていた。

だが当時の僕は必死にもがく溺れる者のように、
その言葉の一つ一つに縋っていた。

僕はこれまでパチスロで勝つために
ありとあらゆる手段を試してきた。

攻略本を熟読し、
解析サイトを隅々まで調べ上げ、
ホールに入ればデータ機を虎視眈々と睨めっこする。

そうすれば勝てると本気で信じていたのだ。

だが現実は甘くなかった。

気づけば50万以上の大金を溶かし、
借金まで背負わされていた。

それでもパチスロから抜け出せない。

むしろ負けるほどに、
取り返したいという思いが募っていく。

「もう、これしか残されていない……!」

藁にもすがる思いで、僕は家中の金を掻き集めた。

しかし2万にも満たない。

コツコツ貯めたマイカーの貯金もとっくに底をついている。

この時点で僕のパチスロ借金は100万を優に超えていたのだ。

金策に窮した僕は、親に頭を下げることにした。

「半年間、学校の行事が忙しくてバイトができなくなるから、その間のバイト代を貸してほしい」

言いにくそうに、僕は下を向いて言葉を紡ぐ。

もちろんボーナス誘発打法を買うためだなんて、
到底言えるはずもない。

親の顔を直視する勇気は僕にはなかった。

「……分かった。でも、絶対に返すんだよ」

暗い部屋で親のため息が重く響いた。

僕の思いは伝わったのだろうか。

必死な様子に根負けしたのか、
親は渋々ながら金を工面してくれた。

こうして集めた25万は僕にとっての全財産だった。

その全てがボーナス誘発打法に消えていく。

だが僕は後悔などしていない。

むしろこの選択こそが正解だと信じていた。

ボーナスを思いのままに引き当て、
毎回連チャンさせられるのなら、
あっという間に元手は取り返せるはずだ。

そうすれば親への返済だって、
数万円のおまけをつけてできるだろう。

ボーナス誘発打法を手にした僕は、すでに勝利を確信していた。

メールの添付ファイルをクリックすると、
待ちに待ったボーナス誘発打法の教材がダウンロードされた。

画面に表示された教材を前に、
僕は心躍らせながら借金返済のプランを頭の中で組み立てていく。

ほくそ笑む表情を抑えることができない。

目に飛び込んできたのは、こんな文言だった。

※実際のパチスロボーナス誘発打法※
※一部:5機種以上情報がありました※

※パソコンに映し出された情報を写真で撮った※

「ま、まさかこんな方法が……!」

「これなら、絶対に勝てる!」

パソコンの画面を食い入るように見つめる僕の背筋を、電撃が駆け抜けた。

今すぐにでもパチンコ屋に駆けつけ、
この打法の威力を試してみたい。

全身の血が逆巻いているようだった。

このワクワクは人生で3度目の体験だ。

1度目は中学の修学旅行でUSJに行ったとき、

2度目は先輩に連れられて初めてパチスロを打ったとき。

そして迎えたこの3度目。

それはきっと、僕の人生を変える出来事になるはずだ。

しかしいくら打法を手に入れても、
それを使うには軍資金が必要不可欠だ。

親に無心して購入資金を借りた手前、
財布の中身は大風呂敷を広げたようにカラッポだった。

次のバイト代が入るまでは我慢するしかない。

それまでは、せめてイメージトレーニングを欠かさないようにしよう。

「これさえあれば、もう二度と負けない……!」

自分に言い聞かせるように呟きながら、
僕はバイト代の振り込みを心待ちにしていた。

セット打法を実践した結果

そして迎えた給料日。

僕は入念に誘発打法を頭に叩き込むと、
まるで聖戦に赴く騎士のような気分で、パチンコ屋に乗り込んだ。

このホールでの累計負債は100万は下らない。

今日こそその借金を帳消しにしてやる。

だがそこで不安がよぎる。

「この誘発打法、強力すぎて店員にバレたりしないだろうか……」

弱気な考えを振り払うように僕は首を振った。

いまさら後には引けない。

残された道はひたすら打つことだけだ。

意を決して実践を開始する。

誘発打法のいくつかの工程までは、
比較的スムーズにこなせた。

だが、最終ステップ「リールを回し、席を5分離れる」が
あまりに挙動不審すぎて躊躇してしまう。

頭の中で天使と悪魔が言い争いを始めた。

「これはマズいって。店員に見つかって、ゴト師呼ばわりされるぞ」

「バカ野郎、借りたお金は返さなきゃいけないんだ。やるしかないだろ!」

数分間の激しい内心の闘争の末、
僕は恐る恐るリールを回した。

そしてまるで逃げるように席を立つ。

周囲の視線を感じながら、足早にトイレに向かう。

個室の扉を乱暴に閉め、便座に座り込む。

がたがたと震える膝を叩きながら、心の中で必死に祈る。

「神様、仏様、誘発打法様、どうかこの僕に幸運を……!」

長い5分が過ぎ、
僕はびっしょりと冷や汗をかきながら席に戻った。

「ゴト師と疑われて、警察に連行される未来が見える……」

そんな悪寒がせり上がってくる。

島の端から恐る恐る自分の台を窺うと、リールはまだ回ったままだった。

「セーフ!!!!!!」

心の中でガッツポーズを決めつつ、そっと台の前に座る。

誘発打法のセットは無事に完了したようだ。

周囲を見回しても、不審な目で僕を見つめる店員の姿はない。

50G以内の連チャンが約束された台を前に、
安堵のため息が漏れた。

もしかしたらこの一瞬の僕の顔は、
薄気味悪いほどニヤけていたかもしれない。

台の中に仕掛けられたカメラがあれば、
きっと筋金入りのゴト師のような表情を映し出していただろう。

いよいよ運命の50Gがスタートした。

ところが、いくら回してもボーナスに当選する気配はまったくない。

あっという間に50Gが過ぎ、100Gになろうとしている。

「おかしいな。打法の入力を間違えたのかな……?」

僕は焦りながら、再度セットし直した。

それでも当たらない。

もう一度、入念にセットを行う。

やはり当たらない。

店内を見渡しても、一向にボーナス音の響く気配はない。

他の客はボーナスに入った台を見つけては歓声を上げている。
僕の台だけが、まるで呪われたかのように沈黙を守り続けている。

絶望感に襲われて僕は思わず台に突っ伏した。

どれほど打っても、
もはやメダルは増えるどころかみるみる減っていく一方だ。

騒々しいホールの喧騒が、だんだん遠のいていく。

耳の奥で、何かが音を立てて崩れ落ちた。

僕の人生設計は、木っ端微塵に打ち砕かれてしまった。

友人や恋人との時間を削り、
汗水たらして貯めたバイト代は、
すべてパチスロという底なし沼に呑み込まれた。

マイカー購入の夢は潰え、
借金だけが雪だるま式に膨れ上がっていく。

自分を奮い立たせるように、
僕はスーパーを辞めてパチンコ屋にも転職した。

パチスロ攻略本を読み漁り、
設定狙いに明け暮れる日々。

だがそれも裏目に出て、
更なる大金を失う結果となった。

そして、最後の望みだったボーナス誘発打法。

親を騙して借金してまで購入したこの切り札さえも、
あえなく沈んでしまった。

今の僕に残されたものは何もない。

あるとすれば、それは青天井に積みあがった借金の山だけだ。

この日を境に、僕は専門学校にもバイトにも行かなくなった。

部屋に篭もり、ただ時間だけが虚しく過ぎていく。

それから2週間が経った。

カーテンを閉め切った薄暗い部屋。

僕はベッドに横たわり、ぼんやりと天井を見上げている。

心の中は希望も夢も何もかもが焼け野原だ。

ふと横を見ると、
そこには無造作に積み上げられた攻略本の山が見える。

設定差、ボーナス確率、示唆演出……

僕はそれを握りしめ歯噛みした。

「くそっ、どうすればいいんだ……!」

枕に顔を埋めて僕は叫んだ。

だが、その声はあまりにか細くて誰の耳にも届きはしない。

かろうじて聞こえるのは、
パチスロに全てを奪われた哀れな若者の嗚咽だけだった。
2週間もの間、僕は部屋に篭ったままだった。

カーテンを閉め切った薄暗い空間で、
ただベッドに横たわり、ぼんやりと天井を見上げる日々。

心の中は、希望も夢も、何もかもが焼け野原だ。

親は僕の様子を見て、
専門学校で何かあったのだろうと勝手に思い込んでいた。

それが僕にはさらに辛かった。

「あんた!さっさと学校に行きなさい!」

そう怒鳴られた方がまだマシだったのに。

このときは親も何も言わなかった。

ただ、僕を憂いの目で見つめるだけだった。

そんな毎日を数日過ごした後、
僕は重い腰を上げ外に出ることにした。

学校に行く気力はまだ湧かない。

だが、アルバイトを頑張って、
せめて親への借金だけでも返済しようと決意したのだ。

財布の中身は、常に1000円を切っている状態だったが、
もうそんなことは気にしなかった。

全ては自分の責任。自業自得だ。

まずは1ヶ月間、学校を休むことにした。

その間はパチンコ屋のアルバイトに全力を注ぐつもりだ。

給料日が来るとバイト代は予想以上に増えていた。

おそらく20万はあっただろう。

そのうちの15万を僕はすぐさま親に渡した。

でもそれでもまだ借金は残っている。

アルバイトの帰り道、僕はいつものようにパチンコ屋の前を通った。

ネオンが眩しい。

ふと残っている5万円で、パチスロで何とかならないかと考えてしまう。

いや、いや、いや、いや、いや。それだけはダメだ。

そう頭を抱えていると、
丁度そのタイミングでパチンコ屋の自動ドアが開いた。

中からはパチスロの爆音と、メダルが落ちる音が聞こえてくる。

思わず振り返ってしまう。

「入るだけなら……」

気づけば、僕の体は自動ドアに吸い込まれるように中に入っていた。
もうここまできてしまったら、何もせずに帰るなんてできない。

そこまで僕のメンタルは強くないからだ。

以前と同じように僕はデータ機の前に立ち、
ボーナス確率の高い設定らしき台を探した。

この狙い方で以前は50万以上負けたというのに。

少しでも勝てる確率の高い台を打ちたかった。

いや、むしろそう思いたかったのだと思う。

しかしボーナスは一向に当たらない。

「はぁ……」

深いため息が自然と漏れた。

またパチスロで負けるのか。

また暗い顔をしてパチンコ屋を後にするのか。

もういい、この1万円を使ったら帰ろう。

そう心に決め、僕は残りの1万円札をサンドに突っ込もうとした。

その瞬間だった。
↓↓↓
どん底からスロプロへ…人生で一番のターニングポイントへ続く

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